皮膚の痒み、発疹、皮膚の赤み、腫れ、脱毛、フケなどの症状があるときは皮膚病の疑いがあります。

皮膚は外敵から身を守るバリアのような機能がありますが、何かしらが原因でその機能が低下する事で皮膚病になってしまう事があります。


抵抗力がなくなりどこにでもいるようなカビや雑菌が皮膚に増殖して円形脱毛症になり周囲にフケやかさぶたなどの真菌症になるケースなどがあります。
カビと皮脂などで臭いがでることがあるのも特徴的です。

 

皮膚病・全身真菌症の原因

何かしらの原因で皮膚のバリア機能が低下してくるとその部位以外では問題の無い細菌やカビの影響を受けてそれらと闘う為に炎症を起こしていろいろな症状につながるといわれています

皮膚がどんな菌やカビの影響を受けて炎症を起こしてしまい、皮膚病になっているのかを調べるのは非常に重要ですが、
何故そこの部位の皮膚のバリアが低下しているのかを調べる事も重要になります。
根本的な原因がわからないとまた同じ症状をおこしてしまう可能性があるからです。

動物病院での皮膚病・真菌症の治療方法

動物病院での皮膚病の治療方法は、主に白血球の炎症反応を止める事が重要になってきます。
抗炎症目的でステロイド薬や抗ヒスタミン剤を使って二次感染予防として抗生物質を投薬します

皮膚真菌症の場合はフケにカビが含まれている可能性があり、室内に広がると他の動物や人間にまで影響を及ぼしてしまうものがあります。
このため早めの発見と治療をする必要があり、患部の部分の毛を短く刈り抗真菌薬を塗る事で治療をしていきます。

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皮膚病・全身真菌症の予防方法

部屋の掃除をしっかりとする事でカビや雑菌を少なくすることができるので予防につながります。

カビが沸きそうなカーテンやベッドのしたなどはしっかりと掃除をすることをおすすめします。

カーテンは定期的に丸洗いしてほこりや花粉などのハウスダストを落とす事も重要です。
しかしそこまでの時間がとれないという時はアルコールなどの除菌スプレーを定期的にかけてあげるだけでカビは予防できます

布団やベッドもできる限り定期的に干したり、換気をしてカビの繁殖を抑えましょう。

天気のいい日はなるべく窓を開けて換気をする事で家全体の湿気がとれてカビの繁殖が抑えられます。

お風呂場や脱衣所、トイレなども湿気が多くなる場所なので、
猫ちゃんがそういった場所で遊ぶ場合にはこまめに掃除をしてあげる事が大切です。

 

皮膚病、真菌症を治療しているときの注意点


皮膚の病気は治療をしていて治りかけてくるとかゆみがでてくることもあります。
その場合、猫ちゃんが気になって舐めてしまいそれが原因で皮膚のバリア機能が低下してしまいまた悪化する事があります

カビや雑菌は完全に治らないとすぐに繁殖してしまうのでしっかりと完治するまで皮膚の保護は重要になります

皮膚が乾燥してしまいかゆくなってしまっている場合は加湿してあげる事で、かゆみが抑えられます。
患部に保湿クリームなどを塗ってあげてかゆみを抑えてあげましょう。

皮膚がひどい炎症を起こしてしまっていて、体液が出てしまっている場合は、
無理のない範囲で刺激が少なめのシャンプーで患部を洗ってあげて保護クリームを塗ってあげてください

皮膚以外にかゆみの原因がある事もあるのでそれもケアしてあげることも重要です。

 

皮膚病・真菌症の食事療法

食材によってアレルギー症状を引き起こしてしまっている事もありますので、
その場合はそのアレルギーを起こしている食材をとり除いた食事を与えてあげる事で解決できます。

アレルゲンテストは獣医さんで受けれますので、
激しいアレルギーを引き起こす前に診断を受けてあげてください
しかし、アレルギーの陽性反応が出た食材を食べさせていなくても症状を引き起こす場合があり、
それは食材以外の原因があるので注意して下さい

魚に含まれるオメガ3脂肪酸などはかゆみ対策になる事がありますので、
皮膚病を治療しているときに試しに与えてあげるといいでしょう。

腸などがつかれていて、
皮膚にかゆみが出ている場合は何も食べない事で消化器官が休まり改善するケースもあります。

 

皮膚病・真菌症に効果的な食材
まずは先ほども説明した通りかゆみが抑えられて抗炎症効果が期待できる、
オメガ3脂肪酸の多い脂ののった魚がおすすめです

また腸内の細菌のエサになる食物繊維が豊富に含まれている、
ブロッコリー、にんじん、かぼちゃ、さつまいもなどの甘い野菜も猫ちゃんが喜んで食べる食材でおすすめです。

腸内の細菌を増殖させるという意味では、
ヨーグルトやチーズなどの乳製品も良いでしょう
食事の30分以上前や食間などのおやつに与えてあげるのがいいです。

 

皮膚病・真菌症に必要な栄養素と摂取できる食材
オメガ3脂肪酸・・・イワシ、サバ、アジ
低アレルギーの動物性食材・・・ラム肉、たまご、白身魚
ビタミン、食物繊維・・・かぼちゃ、ブロッコリー、ニンジン、小松菜
低アレルギーの穀物・・・ごはん
その他のおすすめ食材・・・ニンニク、植物油